あんな色、こんないろ その6
輩翠の色を英名では「ジェードグリーソ」と呼ぶこの翠色は自然の植物に見られる緑色とともに、かなり古くから認識されていたやや硬質のみどり色の名前であったようです。
これらの色に、明るさが加わって、やや青白さを帯びた柔らかな感じの色になると、「青磁色」といわれるようになる。
青磁は英名で「セラドン」と呼ばれ、そのまま固有色名に使われるが、この名前は唐の時代に作られはじめたといわれる青磁から1000年近くも後に生まれたものです。
ラルースの語源辞典では、1610年、オノレ・デュルフェの牧歌的ロマンス、「アストレ」の主人公の恋人の名前が初出となっている。
1617年に柔らかい緑色をした磁器、つまり青磁のことを指す言葉となり、それが英語にもそのまま使われるようになったわけだ。